「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!
AIは、職場ではライバルになるが、副業では味方になる
ChatoGPTなどAIのおかげで、仕事が少し楽になるかもしれない。そう思った職種の人は、リストラ予備軍になる可能性が高いでしょう。なぜならAIが、後任になるからです。
会社は経済合理性を優先するので、人件費がかからないAIを選びます。コスト削減のために非正規雇用を増やした以上のスピードで、AIがサラリーマンを駆逐する。AIの登場で一番喜ぶのは会社や経営者や資本家であって、雇われる側のサラリーマンではないということです。
ゴールドマン・サックスによると、弁護士など高度な専門職も含めて、現在の仕事の4分の1がAIで自動化できるとのこと。かつて工場でロボットが労働者と入れ替わったように、今後はオフィスでも人影がまばらになるのです。
コスト競争力ではアルバイトもAIに勝てない
AIに取って代わられる仕事は、事務的な仕事やルーティン業務だけではありません。論理的な判断が必要な仕事、高度な判断を要する仕事であっても、事例が豊富な分野であればAIでもこなせるようになります。それゆえ、ボリュームゾーンが大きい業務については、大胆に人員を削減できるようになります。賃金の低いアルバイトでさえ、コスト競争力ではAIにかないません。
サラリーマンに安住の地はないのか?
では、サラリーマンやアルバイトのような雇われる働き方では稼げないのでしょうか? 現場での即決を要する仕事や、的確な顧客対応が求められる仕事など、AIが対応しきれない一部の職種についは大丈夫だと思います。とはいえ、いずれも相当の熟練が必要ですので、出世競争よりも大変です。
結果的に、独立せざるを得ない人が増えるかもしれません。会社に残るのも地獄ですし、いずれは嫌でもリストラされるからです。そうであれば、早めに準備するに越したことはありません。いきなり独立することにはリスクが伴うので、まずは予行演習から始めることです。
きめ細やかさと小回りがAI時代の切り札に
会社は小口客やニッチなゾーンにまでは、なかなか手がまわりません。組織なので、即断即決もできません。あなたの会社でも、小口客やニッチなニーズに対しては目をつぶって、スルーしてきたのではありませんか?
実はそこに、私たち個人の活路を見出すことができます。会社が対応できないきめ細かなゾーンへの対応や、即断即決できる小回りこそが私たち個人の強みだからです。
世の中のニーズはどんどん多様化していて、ロングテールの需要がますます増えていきます。大手企業の掌の隙間からこぼれ落ちたニッチなニーズこそが、AI時代における私たち個人のビジネスチャンスになるのです。
それゆえ、これまで独立してきた人の多くが、サラリーマン時代のスキルや人脈を活かして、コンサルティングや営業代行で成功してきました。「稼げるライフワーク」さえ見つけられれば、心底「やりたいこと」を愉しみながら稼げます。世界一安全な3つの副業から始めれば、「リスクゼロ」です(*1)。
AIに駆逐される立場から一転、AIを駆使する立場へ
何年か予行演習を続けて、副収入が本業の給料を上回るようになれば、独立も視野に入り始めます。ひとり社長になれば、雇われる立場から一転して、経営者とプチ資本家の立場を兼務することになる。すると今度は、あなた自身が、従業員を雇う代わりにAIを駆使できる立場に変わります。会社と同じようにAI革命の恩恵を受けられるのです。しかも、雇われる働き方と違って、搾取されることもなくなるし、大胆な節税も可能です。
AI時代には、置かれた場所から逃げなさい
一時期、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が流行りました。でも、AI時代に置かれた場所にいても、咲くどころか枯れるだけです。生きていくためには、陽のあたる場所、水がある場所に移動するしかないのです。ヒトには脚があるので、移動できます。頭があるので、移動先を考えられます。
幸いにも、AI革命は始まったばかりなので、今ならまだ間に合います。本業と両立しながら、副業未満の「副業ごっこ」から試してみてはいかがでしょうか。
*1 年間300万円の副収入を「リスクゼロ」で!世界一安全な3つの副業とは?
**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。