オトナの男が泣くほど痛いリハビリ
でも続けなければ治らない

 不幸にも四十肩になってしまった場合の治療法について、あらためて聞きました。

「まず、レントゲンやMRI、エコーで患部の状況を確認します。しかし、残念ながら四十肩の場合は、はっきりとした異常を見つけられない場合も多いのです。そこで注射や薬の処方で痛みを緩和しながらリハビリを行い、根気よく治療していくことが必要になります。リハビリは最初は痛くて辛いものですが、徐々に痛みは引いていきます。途中で投げ出さずに、続けていくことが必要です」

 四十肩のリハビリは、最初は涙が本当に出てくるぐらいに痛いものです。しかし、続けなければ根治は望めません。

「あまりに症状がひどい場合には、手術を行うこともあります。クリーニング手術と呼ばれるもので、癒着した組織をはがす手術です。手術を行った直後は肩が動かせなくなる状態になりますが、2~3週間程度で普通に動かせるようになり、その後のリハビリで通常よりも早く治癒していきます」

「手術なんて大げさな」と思われるかもしれませんが、痛みがずっと続く状態から早く逃れたくて手術を受ける人も多いようです。その場合も術後のリハビリは必須で、根気よく治療をしていく必要があります。

 しかし、忙しい中で週に何度もリハビリを受けるのは難しいもの。リハビリの方法をネットなどで調べて、自分で行ってもよいものでしょうか。