経済的に恵まれない母子家庭に育ち、高校・大学は奨学金を借りて卒業。そのため、1000万円に迫る“奨学金という名の借金”を背負うことになった。そこで、郷里に母を残して上京、東京国税局の国税専門官となった。配属を希望したのは、相続税調査部門。「どうすればお金に悩まされずに済むのだろう?」と考え「富裕層のことを知れば、なにかしらの答えを得られるのではないか?」と思い至ったからだった。国税職員のなかでも富裕層が相手となる相続税を担当するのは、たった1割ほど。情報が表に出てくることはほとんどない。10年ほど携わった相続税調査で、日本トップクラスの“富裕層のリアル”に触れた『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)の著者が、富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣を初公開する!
※本稿は、『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【元国税専門官が明かす】新NISAに向けて投資初心者必見! 1本だけで全世界に投資できる?Photo: Adobe Stock

インデックス型と
アクティブ型

投資信託には「インデックス型」「アクティブ型」という分類もあります。

インデックス型とは、さまざまな「指数」の動きに連動するように設計されている投資信託で、「パッシブ型」と呼ばれることもあり
ます。

日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)、アメリカのダウ工業株30種平均やS&P500など、さまざまな指数に連動するインデックスファンドが販売されています。

1本だけで
全世界に分散投資

また1本で全世界の株式に分散投資できる便利な投資信託もあります。

「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)全世界株式(オール・カントリー)」は、「オルカン」の通称で個人投資家の間で人気(「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」第1位)で、信託報酬(運用管理費用)は年率0.05775%(税込み)と低コスト、それでいて平均的な利回りは7%以上あり、つみたてNISAやiDeCoでもとり扱われています。

国内とともに
にも目を向ける

インデックスファンドが優れている点はいくつかありますが、まずは分散投資が簡単にできるという点です。

日経225やS&P500などの株価指数に連動するので、たとえば日経平均のインデックスファンドを買えば、それだけで225社に分散投資をしたのと同じ効果を得られます。

もっとも、分散の効果を高めたいのであれば、やはり海外の株式にも目を向けたいものです。

先ほど触れた全世界株型のインデックスファンド「オルカン」を買えば、世界中の株式に分散投資ができます。

※本稿は、『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。