誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医が教える】誰かの正解にしばられがちな人の対処法Photo: Adobe Stock

一般的に言われていること

今日は、「一般的に言われていることが必ずしも正義じゃない」というお話をしたいと思います。

以前は問題視されていなかったことが急に問題視されたり、逆に問題とされていたことが問題ではなくなったりすることがあります。

このように社会の流れや価値観は変わるもので、一般的に言われていることが常に正義とは限りません。

社会のゆらぎ

過去には大事だと言われていたことが、時間が経つと別の見解が示されることがよくあります。

たとえ教科書に書いてあるようなことでも、社会現象においては確実性が低いといえます。また、ニュースや提案される概念も、一時的なものであることがあります。

人々は時に新しい概念や提案に興味を持ち、大切に思うことがありますが、それが後に否定されることも珍しくありません。

外野に惑わされない

現代社会では、一般的に言われていることに盲目的に従うのではなく、つねに疑問を持ち、自分なりの判断を大切にすることが重要です。

何が正義であるかは主観的であり、社会の中で声の大きい人が必ずしも正しいわけではありません。自分自身で物事を考え、自分の中での正義を持つことが大切です。

外野の意見に惑わされず、真に受けず、自分の価値観や正義を守っていくことが重要なのです。

最終的には、声の大きさや社会の流れよりも、自分の中にある信念や正義に従って生きることが、心地よい生活を築く一環となります。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。