日本人の英語熱は明治維新の頃から高まり続ける一方、英語学習を「つらい」と感じる人はいまだ多い。そういった無邪気な学習者たちに笑顔を取り戻してもらうべく、仕事ができない社員や、愛社精神の低い社員、窓際族などによる非エリート風の言い訳や失敗をまとめた書籍『ろくでもない英語の言い訳300』が刊行された。ネイティブもあきれかえる、職場では絶対に使えないその内容とは? 同書から特別に一部を公開する。

ろくでもない英語の言い訳300イラスト:村上テツヤ

「今夜はありがとうございました。とても楽しかったです。次回は弁護士を交えて法廷で会いましょう」
“Thank you for tonight. It was a lot of fun. Let’s meet in court with our lawyers next time.”

 人類がアルコールを手に入れてからこれまで、地球上で発生した酒による失敗の数は天文学的数字にのぼります。吐く、酔いつぶれるなどの体調不良ならまだしも、酒の勢いを借りた奇行や暴言は後々まで禍根を残し、我々の会社員生活を肩身の狭いものとしてしまいます。「失敗は成長のもと」といいますが、一線を越えた失敗の先には成長ではなく訴訟が待っていますので、節度ある飲酒を心がけましょう。

お開きになる申し開きフレーズ

部長の「全集中アルコールの呼吸」で、新入社員が食べたものをすべて戻した。
Due to the manager’s “Total Concentration Alcohol Breathing”, the new employee threw up everything he ate.

 鬼舞辻無惨も吐くかもしれません。

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「先ほどはご無礼して申し訳ございませんでした。おわびにインスタ映えするゲロを吐きました」
“I’m sorry for my rudeness. As a show of my apology, I threw up some photogenic vomit for Instagram.”

 加工はモザイクの一択です。

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「飲みすぎてステータスが状態異常に変わったため、そろそろ帰ります」
“I’ve drunk too much, and my status has changed to critical condition, so I’ve got to get going.”

「この中に、お医者さんか、状態異常解除の魔法を使える僧侶はいませんか!?」

(本稿は、『ろくでもない英語の言い訳300』を抜粋、再構成したものです)