まずは靴に栄養とツヤを与える「乳化性クリーム」を
靴磨きの初心者の方は、まずは扱いやすく、革に栄養を与えられる乳化性クリームに慣れることをおすすめします。
靴に使われている革は、時間の経過とともに水分や油分が乾燥し、弱くなっていきます。何も処置をしないと、最終的にはひび割れてしまう恐れも。そのような事態を防いでくれるのが乳化性クリームです。
乳化性クリームの主な成分は、水分・油分・ロウ。革靴の革に必須となる栄養分を供給し、革を保湿。レザー本来のツヤとみずみずしい質感を与えます。
乳化性クリームは、大きく4種類に分かれます。ここでは、それぞれの特徴を紹介しましょう。
1. 水分が多いタイプは初心者も使いやすい
水分量の多いタイプは、柔らかいテクスチャーで伸びが良く、塗りやすいのが特徴です。これなら初心者の方でも扱いやすいはずです。
その反面、油分が少ないのでクリームの効果の耐久性・持続性はあまりよくありません。なので、こまめな靴のお手入れが必要となります。
2. 油分が多いタイプは効果が長持ちする
油分が多いタイプのクリームは、光沢が長持ちします。しかし、クリーム自体が硬めなので、クリームを塗るのに少々時間が掛かります。
この点は、トレードオフの関係となるので、ご自身がどちらを重視するかに合わせて選ぶと良いでしょう。

3. ロウが多いタイプは美しい光沢を楽しめる
革靴を輝かせる際に大きな効果を発揮する成分が、ロウです。ロウを多く含んだ乳化性クリームを選ぶと、美しい光沢感のある仕上がりが期待できます。
4. デリケートクリームなら繊細な革にも使える
光沢を与える働きがあるロウをほとんど含まない乳化性クリームもあります。それが「デリケートクリーム」と呼ばれる商品です。
デリケートクリームのメリットは、ロウを塗布することでシミが出る恐れのある革にも使用できること。革本来の風合いを楽しみたい場合に最適であり、愛用者も多いクリームです。
クリームは「無色」か「革よりも少し薄い色」がおすすめ
革靴用のクリームは、さまざまなカラーのものが販売されていますが、革と同系色のクリームを選ぶのが一般的です。
このときのコツは、少しだけ薄い色を選ぶことです。もしくは無色のクリームを選ぶことです。そうすることで、革の風合いを損ねてしまうことが少なくなるでしょう。