“カーナビ”のようにユーザーの操作を正しい方向へ導く
テックタッチはウェブシステムの画面上にリアルタイムで操作ガイドを表示できるサービスだ。
たとえば経費精算システムの使い方で迷った場合、ガイドを開けば「どのボタンをどういった順番でクリックし、どの項目を埋めていけばいいのか」といったフローを実際の画面上で一つひとつ丁寧に教えてくれる。
従来こうした役割はマニュアルや研修が担うことが多かった。典型的なマニュアルはワードやエクセルに画面キャプチャとテキストによる解説を載せて作られたものだが、ユーザーはシステムとマニュアルを行ったり来たりしながら操作を進めることになるので使い勝手が良くない。
社内向けの研修については「いざシステムを使うとなった際に研修で聞いた内容を忘れてしまった」なんてこともありえる。
一方でテックタッチはそういった煩わしさや心配事とは無縁だ。マニュアルがユーザーの状況に合わせて「リアルタイム」で「画面上」に表示されるような仕組みなので、ユーザーは操作画面だけを見ながら表示されたガイドに沿って行動するだけでいい。
イメージとしては、初心者ドライバーにとってのカーナビのような存在だと捉えるとわかりやすいかもしれない。カーナビが道に迷わないようにドライバーを案内するかのごとく、テックタッチは慣れないシステムでもスムーズに使いこなせるようにユーザーを手助けする。
同サービスはSFAやCRM、ワークフロー系など幅広いシステムに対応。市販のサービスにガイドを加えることもできるし、自社で開発したシステムにも使える。クラウド型でもオンプレ型のものでも問題ない。
操作ガイドは資料を作る感覚で、画面上に直接吹き出しやポップアップを追加しながら作成していく。画面キャプチャを取ったり、貼り付けたりする作業もいらないのでマニュアルを作るよりも簡単だ。コーディングスキルなども不要なため担当者の負担も少なくて済む。
また単純なガイドだけでなく、入力項目によって次に表示される内容を変えたり、該当箇所にカーソルやマウスを重ねると注釈を表示したり、細かい設定も可能。「半角英数字のみ」など入力欄に制限を設けたい時に、間違った内容に対してアラートを出して入力エラーを防ぐ機能もある。
エンタープライズ中心に30社以上、9万人近くが活用
ベータ版ローンチから約1年、あいおいニッセイ同和損保のほか鹿島建設、三井不動産、セガ エンタテインメント、損保ジャパン、富士通、ブックオフ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、代々木ゼミナール、WOWOWなど幅広い業界で導入が進んでいる。