お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【71歳ひとり暮らし】60歳からの友達の減らし方写真:川瀬典子

友達は多ければ
多いほどいい?

友達は多ければ多いほどいい、という風潮があります。

でも本当にそうなのでしょうか?

もちろん、人に嫌われるよりは好かれるほうがいいと思いますし、多くの人に好かれる人には、それだけの魅力があるとも思います。

本当に気の合う友達は
数人いれば十分

でも、みんながみんな、そんな存在を目指すこともないんじゃないかな、とも思うのです。

私自身、友人の数はそう多くありません。自分にとっての大切な友達と思えるのは、ほんの数人です。

その数人とも、まめに連絡をとり合うようなことはしていません。

人生の一大事は…

絶えず電話やLINEで連絡を取り合っていないと友達じゃない、みたいな価値観もあるようですが、それって本当に友情で結ばれていると言えるのかなあ? と天邪鬼(あまのじゃく)に考えてしまいます。

私は数少ない友人たちとまめに連絡を取り合ってはいませんが、「人生の一大事(離婚や実家の倒産、がん発病など)」には必ず連絡してきました。

自分のことを人に知ってほしいという願望は少ないほうですが、大切な友人たちには自分の人生の一大事を知っておいてほしいからです。

駆けつけてきてくれるし
自分も駆けつける

みんな忙しいのに、何をおいても駆けつけてきてくれるのが、本当にありがたく、それだけで勇気づけられます。

もちろん彼女たちの側からも、何かあると連絡が来ますし、私も同じようにすぐに駆けつけます

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。