(2)1杯目のビールを一気飲み
最初の1杯目にビールを注文し、ゴクゴクと一気に半分以上飲んでしまう……こういう方は注意が必要です。
確かに1杯目のビールは、渇いたのどに染みわたり、格別なおいしさがあります。しかし、ビールに含まれる糖質は、大量に飲むことで血糖値の急上昇につながり、脂肪をため込みやすくなります。ビールを1杯目に一気飲みしてしまう方は、飲み会の前に炭酸水や糖質ゼロタイプのノンアルコールビールなどを飲むことで、胃が落ち着き一気飲みを防ぐことができます。また、おなかも落ち着くため、食べ過ぎ防止にもつながります。
(3)ビールを飲み続ける
ビール好きな方の中には、終始ビールを飲んでいる方もいます。しかし、ビールは糖質を多く含むので注意が必要です。最近では、お店で糖質ゼロビールを置いてある場合もあるので、途中で糖質ゼロのものに切り替えるか、焼酎やウイスキーは糖質が含まれていないので、焼酎の水割りやお茶割り、ハイボールなどに切り替えるのもおすすめです。
「ビールしか飲みたくない」と言う方は、ビールを飲みながら、同時に水も飲むことをおすすめします。飲みすぎを抑えることにつながるのと、お酒を飲むと利尿作用により脱水が起こるため、その水分を補給するのです。そしてお酒を飲んでいる時だけでなく、翌日も、意識して水を飲み、水分を補給するようにしましょう。
(4)お酒を飲むとき、料理をほとんど食べない
お酒を飲んだらほとんど食べない方は、アルコール代謝が進まず、肝臓に負担をかけてしまいます。食欲がなくてもアルコール代謝を促すおつまみを取るようにしましょう。「(1)朝食・昼食を食べない」と同じく、お酒で失われる栄養素を補うようにしましょう。
食べるべき食品についても、(1)を参考にしてください。例えば、枝豆は、糖質代謝を促すビタミンB1や、肝機能に役立つメチオニンを含む食品なのでおすすめです。
(5)一気に暴食してしまう
(4)とは逆に、お酒を飲むと食欲が止まらなくなり、食べ過ぎてしまう方もいます。一気に暴食してしまう方は、血糖値が急上昇し、脂肪をためこみやすくなるので要注意。
飲み会のおつまみは、内容だけでなく食べる順番にも気を付けましょう。最初に食べるおつまみは、野菜やきのこ、海藻類などが取れるメニューを選ぶと良いでしょう。野菜サラダ、海藻サラダ、もずく、きのこソテーなどは食物繊維を多く含み、血糖値の上昇を抑え、空腹も満たされるため、暴食を抑えることができます。