三日坊主にならない
ダイエット開始の3ステップ

 ここからは、ダイエットが三日坊主にならないために、行っていただきたいことを三つのステップで説明します。

(1)現状の把握

 まずは、自分が普段どんなものを食べているのか、食事内容を自分で認識しましょう。食べたものを書き出していくと、あなたの食事のパターンが見えてきます。

 書き出したら、主食(ご飯、麺類、パンなど)、主菜(魚、肉など)、副菜(野菜、海藻類など)、間食や嗜好品(お菓子、お酒など)に分けていきます。すると何を食べ過ぎていて、何が不足しているのかが見えてきます。次のような表にして書き出してみましょう。

食べたものを表に書き出す

 この例の場合は、メインとなる食事がカツ丼や唐揚げなど揚げ物が多く、副菜の野菜や海藻類などが取れていないことが分かります。

(2)改善点を絞り、実行する

 現状の食事内容が把握できたら、ダイエットをする上で改善点として意識することを書き出します。この例の場合は、

・揚げ物は1週間で1回までにする
・野菜や海藻類を意識して食べる

 などが改善点になります。

 改善点が多い場合はその中から、できそうな項目を1~2個に決めて実践していきましょう。ここでのポイントは、実践することを1~2個までに絞ることです。今までの習慣を変えるということは、とても難しいことです。その上、改善項目がたくさんあると面倒になり、ダイエットの挫折につながりやすくなります。初めはやる気があるのでいろいろ頑張ろうとしがちですが、まずはできることを1個か2個決めて、それを1週間続けてみましょう。続けてみて、できるようになったら改善項目をさらに1個ずつ増やしていきます。

 1個に絞ってもできなかった人は、決めた改善項目を見直してみましょう。例えば、毎日揚げ物を食べていた人が、揚げ物を1週間で1回までに制限するのは難しいかもしれません。その場合は「週に3回まで」などにして、目標のハードルを下げます。その目標を達成することで自信にもなるので、ハードルを下げて実践していきましょう。