日本人の英語熱は明治維新の頃から高まり続ける一方、英語学習を「つらい」と感じる人はいまだ多い。そういった無邪気な学習者たちに笑顔を取り戻してもらうべく、仕事ができない社員や、愛社精神の低い社員、窓際族などによる非エリート風の言い訳や失敗をまとめた書籍『ろくでもない英語の言い訳300』が刊行された。ネイティブもあきれかえる、職場では絶対に使えないその内容とは? 同書から特別に一部を公開する。

ろくでもない英語の言い訳300イラスト:村上テツヤ

「なぜネコを連れてきたのですか」
「月曜日を乗り切るために、どうしてもタマの力が必要だったんです」

“Why did you bring your cat here?”
“I badly needed Tama to make it through Monday.”

 SNSやYouTubeの影響からか、現在は空前のネコブームです。見ない日はないほどで、神としての扱いを受けていた古代エジプトをほうふつとさせます。ペットフード協会が行った調査によると、ネコの推定飼育頭数がイヌの数を上回ったそうです。近年「多様な働き方」を尊重しようという意識が広まり、ペット同伴OKの会社も登場しています。「同伴といえばキャバ嬢」などと考えてしまいがちな中年男性は意識改革が急務です。

勤怠管理不行き届きフレーズ

「大谷翔平ですら中5日なのに、週休2日なんて無理です。3日でも足りません」
“Even Ohtani takes five-day breaks, so taking only two days off a week is impossible. Even three days isn’t enough.”

 入団当初、多くの人から疑いの目で見られた「二刀流」。あれから10年が経過し、海を渡って最高峰のリーグでも高いレベルで二刀流を継続しています。そんな大谷選手といえども、登板は中5日。平凡な会社員に週休2日とは何事でしょうか。今こそ働き方改革を。

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その従業員は、チョウのように舞い、ハチのように刺しますが、全く働きません。The employee floats like a butterfly and stings like a bee, but doesn’t work at all.

「仏作って魂入れず」みたいな従業員ですね。

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「自慢じゃないが、私はあまりにも使えないため託児室に預けられたことがある」
“Not to brag, but I’ve been left at daycare because I was so useless.”

 預けられた方はたまったものではありませんね。預かり放棄をおすすめします。

(本稿は、『ろくでもない英語の言い訳300』を抜粋、再構成したものです)