無理に朝を抜かなくても大丈夫
「食べる内容」を吟味して

 そして何より、バランスの良い食事習慣を身につけることが重要です。バランスの良い食事とは、1食で主食(ご飯、パン、麺類)と主菜(肉、魚、卵、大豆製品)と副菜(野菜、きのこ類、海藻類)を1品ずつそろえること。身体に必要な栄養素の炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが摂取できます。3品をそろえて食べることで、目で見ても満足感がありますし、しっかりかんで味わって食べれば、食べ過ぎ防止にもつながります。

 外食の際も、この基本の食事を意識して選べば、適切なカロリーで抑えることができます。例えば、焼き肉の場合は、ご飯1杯、肉1人前、ミックス野菜サラダの組み合わせ。また、肉を選ぶ際は、赤身肉を中心に選んで脂質を抑える。中華料理店であれば、ご飯とマーボー豆腐だけではなく野菜炒めを組み合わせましょう。また、お酒を飲む際は、ご飯を控えると良いでしょう。

 食事は記録するだけではなく、色ペンを用意し、主食は黄色、主菜は赤色、副菜は緑色などというようにマークを付けていくと、何が不足していて、何を食べ過ぎているのかが見えてきます。間食やお酒も別の色でマークすると、減らすよう意識できるようになります。

 間食を減らして、主食、主菜、副菜を意識した食事を取る。加えて、肉やお酒の種類は選ぶ。まずはこの3つを意識して食生活を整えていけば、無理に16時間ダイエットをしなくても、摂取カロリーを今より抑えることができます。