「人生100年時代」を生き抜くための戦略書――『超ミニマル・ライフ』より、思考法と技法を、本連載でご紹介します。著者の四角大輔氏は、レコード会社時代に10回のミリオンヒットを記録後、ニュージーランドに移住し、「組織・場所・時間・お金」に縛られない人生を設計してきた異色のベストセラー作家です。今回は、諸説が飛び交い誰もが混乱している「食事学」について、最小限の労力で誰もが実践できる、明解なメソッドを公開します。
監修:三輪桜子/医師/神宮前統合医療クリニック院長
レムケなつこ/オーガニックビジネス研究所(IOB)代表取締役社長、オーガニック専門家
安易に体に入れないブロック術
以前の連載で紹介した
【飲食学の基本3ルール】
①セレクト:摂取するものは選び抜く
②ブロック:安易に体に入れない
③デトックス:悪いものはすぐ排出する
の中から、②安易に体に入れないブロック術を引き続き伝えていこう。
ここでは、あなたの「オーガニックデバイス」に損害を与える可能性のある「最小限にすべき6大食材」を解説する。
健康リスクの高い6大食材
【健康リスクの高い6大食材】
①赤肉(牛・豚・羊など、鳥類以外の肉)
②乳製品(牛乳・バター・チーズ)
③小麦粉
④砂糖
⑤化学処理された油(トランス脂肪酸など)
⑥塩分過多な食品
これらを摂りすぎると「体調不良」「生活習慣病」「致命的な慢性疾患」のリスクが高まるというリサーチが多数報告されている。
次はその一部にすぎない。
6大食材が原因になりうる主な疾病
【6大食材が原因になりうる主な疾病】
①赤肉:大腸がん(※1)
②乳製品:虚血性心疾患(※2)
③小麦粉:アレルギー(※3)
④砂糖:糖尿病(※4)
⑤化学処理された油:心臓疾患(※5)
⑥塩分過多な食品:血管の老化(※6)
こういった疾病が社会問題化して、莫大な医療費が投入されている欧米では、①~⑥を避ける動きが盛んになっている。その結果この10年で、筆者が暮らすニュージーランドでもスーパーや飲食店でこれらが含まれない食品を選べるようになった。
しかし日本での認知度は低く、完全に避けるのはまだ難しい。まずは①~⑥のうち3つを「食べすぎない」ように意識してみよう。それだけで明らかな体調変化を感じるはず。