小学生でいえば、「昨日のあのアニメ見た?」「あのゲーム知ってる?」と同じレベル。そんな軽いノリで良いのです。

 商談の時のアイスブレイクとしての会話でも、何気ない日常会話でも、10秒サイズなら手軽に会話に使うことができます。

 そして、1つのニュースに対して1分かけて長々と解説するより、10秒くらいで大枠を話すほうが、「こいつ、わかってるな」感を醸し出せます。

「もっと詳しく!」と突っ込まれたら?その時は「実はこれしか知らないんですよね。詳しく教えて下さい」、と下手に出てからの「教えて下さいマジック」です。

 突っ込んできたということは、相手はそのニュースに関して詳しいか、興味を持っている証拠です。相手の得意分野を本人に解説させてあげたら、高確率で上機嫌になります。

 そうして教えてもらった情報をストックしておきます。別の機会に同じ話題が出た時に、「聞いた話なんですけど」と前置きして「××らしいですね」、とあたかも以前から知っていたように会話を繋げられるのです。

 もし、ストックしておいた情報がガセネタだったら?大丈夫です、安心して下さい。「聞いた話なんですけど」と前置きして保険をかけています。欲張らず「聞いた話」と前置きすることで、裏取りの手間やガセネタリスクも回避できます。

 まとめます。ニュースは「共通の話題作り」と割り切りましょう。日々のニュースは熱心に追わず、適当に見出しだけ眺めましょう。知らない用語が「3回以上出てきたら」、ネットで調べて「10秒程度で説明」できるようにコンパクトにまとめておきましょう。誰かに詳しい情報を教えてもらったら、次にその話題が出た時に「会話のリサイクル」をしましょう。

 これがニュースの見出しを眺めるという最小限の力でオイシイ効果を得られる「レバレッジ(てこの原理)トーク」です。