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※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医が指南】友達が多い人と少ない人の「たった1つの違い」<br /><br />Photo: Adobe Stock

友達が少ないのは悪いのか?

今日は、「友達が少ない人もいいものだよ」というテーマでお話ししたいと思います。

一般的には、友達が多くてワイワイやっている人のほうが素敵だと思われがちですね。

しかし、友達が少ないからといって、その人に何か問題があるわけではありません。

友達が多い人、少ない人の違い

アテクシ自身、友達は多くないタイプです。

友達が多い人と少ない人の違いは、結局のところ、コミュニケーションの得手・不得手なのです。

友達が多い人はフットワークが軽く、気軽に誘えるタイプですよね。一方で、友達が少ない人は、そうしたコミュニケーションが不得手なだけなのです。

“コミュ力”の結果にすぎない

つまり、友達が少ないことは、その人の性格や魅力の問題ではなく、単に結果に過ぎません。

優れたコミュニケーション力を持つ人は友達が多く、そうでない人は少ないだけの話です。

ですから、友達が少ない人が、自分を卑下する必要はまったくありません。

友達の数が人間性を
決めるわけではない

コミュニケーションが不得意だったり不器用だったりするだけで、それが人間性を決めるわけではないのです。

もちろん、友達が多い人のコミュニケーション力は、素晴らしい才能だと思います。

しかし、少ないほうがいけないわけでもなければ、自分を責める必要もないのです。

無理せず
自分の環境を最適化

皆さんには、友達の多い少ないに関わらず、自分自身を大切にしてほしいと思います。友達の数で価値は決まりません。

自分らしく、居心地の良い人間関係を選んでいけば良いのです。

大切なのは自分に合った生き方ができることですから、みなさんも、その点を肝に銘じておいてくださいね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。