愛猫家がネタにしたがる
「黒猫様あるある」

「おもちゃを次から次へと買ってしまう」

 猫様が喜ぶことを期待して、しもべ(人間)はせっせとおもちゃを購入する。しかし悲しきかな、猫様がお気に召すものは多くはなく、購入した商品の5〜7割程度は放置されてホコリをかぶる。

「多頭飼いは猫同士仲良くしてくれたらラッキー。基本的には仲が悪い」

 SNSなどでは複数の猫が仲良く一緒に寝ていたり、犬やその他の動物と楽しそうに戯れていたりする動画も見られる。しかし。本来猫は縄張り意識の強い生き物であり、他の猫に対してフレンドリーではないと思っておいた方ががっかりしないですむ。

 2匹目、3匹目を迎える際に先住猫がストレスで大変なことになった、という話もしばしば耳にする。

「黒猫はどこにいるかわからない」

 そして黒猫飼いの人はそれをネタにしがちである。

「夜中の大運動会がたまにある」

 昼間に寝過ぎたのか、夜になってからアスリートのように駆けっこや鬼ごっこを始めることがある。睡眠妨害される人間に気を使う様子はない。

「どんくさい子もいる」

 猫は基本的にすばしっこいし、跳躍力も高く、前足が器用なので木登りやタンスの開閉もできてしまうことがある。しかし中には運動神経が鈍い個体もあり、跳躍に失敗したり、転んだり、高いところから落ちたりすることもある。

「耳がいい。珍しい音にすぐ気づく」

 小さな音でもすぐに気づくし、それがいつもと同じ音か、そうではない音かも聞き分けているようである。