就活生からの質問を受ける時間は、通常は面接の後半に設けています。それ以外の時にこうした

 逆質問をする人に、面接官は良い印象は抱かないでしょう。
「質問は後で受け付けるから、ちゃんとこちらの質問に答えなさい。ルールやマナーよりアピール優先の、自己中心的で利己的な人だな。とてもじゃないが当社に迎えたくはない」が本音です。

○派手なジェスチャーもNG 

 もう一つ代表的な例として、派手なジェスチャーがあります。

 たとえば趣味を聞かれたとき。スイング(テニス、野球、ゴルフなど球技系)、手で水をかく(水泳)、型をいきなり披露(空手)などしつつ、
「これです」。
 特技を聞かれて、キーボードを叩くジェスチャーをし、「これです」も同じです。

 ふつうに「ゴルフです」、「水泳です」、「パソコン操作です」と答えれば良いのに、わざわざ派手なジェスチャーで目を引こうとし、面接官に「テニスってこと?」などと考えさせるのは、失礼以前に、そもそも質問に対して正確に回答していないことになります。

「面接をなめている」と見なされ、即不採用になってもおかしくありません。

 今は「カジュアル面接」といって、ガチガチの形式ばったものではなく、普段通りに話しやすい雰囲気を重視する面接をする企業も増えていますが、それでも一定の節度、礼儀は大事です。

 こうした行為はやめておくに限ります。

質問と回答の「ズレ」は命取り

 ジェスチャーと似ていますが、質問に対して正しく回答できていないケースも散見されます。

 実は、面接の最初に聞かれる自己紹介時に正しく回答できていない人が驚くほど多いのです。

 たとえば次の回答、どこが間違っているでしょう?