料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかからニラに入れるとおいしいものについて紹介していきます。

にらをカップラーメンに入れるとおいしい

【生産者さんと本気で考えた!】カップラーメンに生で大量に入れるとおいしいものベスト1Photo: Adobe Stock

年間手に入るにらですが、春先のものが特においしいとされています。

収穫後も次々と葉が出てくるため、1シーズンに何回も収穫することができ、収穫順に「一番にら」「二番にら」などと呼ばれます。

一番にらは甘みと香りが強くてみずみずしく、肉厚ながら生でも食べられるやわらかさが特徴。
二番にらはゴワつきがなくあっさりとした味で、薬味にぴったりです。

にらは茎側(下の硬いところ)にいくほど味も香りも強いため、ここは切って捨てるもの、と思っている人が多いようです。
しかし、生産者としては、茎こそ捨てずにしっかり大事に味わっていただきたいものなのです。

生産者さんおすすめの食べ方

【生産者さんと本気で考えた!】カップラーメンに生で大量に入れるとおいしいものベスト1

生産者さんに、にらのおすすめの食べ方を聞いたところ、風味のいいにらは薬味に最適なので、カップラーメンに入れるのがおすすめ、とのことでした。

「お湯を注いだカップラーメンに、刻んだだけのにらをたっぷり入れたら、待つだけ!」

加熱しなくても、余熱でほどよく火が通ります。

この食べ方だとねぎをイメージする方もいると思いますが、ねぎよりも穏やかな香りで、にらのほうが断然おすすめですよ!

手間や時間をかけた料理より、「新鮮な野菜をそのままシンプルに食べるのが、結局いちばんおいしい!」と思ったことはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、そのための方法だけをまとめて1冊にしたものです。250軒以上の生産者さんに直接取材したり、アンケートにご協力いただき、あまり知られていないけれど、生産者さんだから知っている情報ばかりを集めました。レシピ本にはない野菜の知識とアイディアで「こんなに味が変わるんだ!」という体験をしてみてくださいね。