2.バスに乗ることが前提の物件

 2つ目はバスを使用しないといけないマンションです。そもそもバスに乗らないと駅まで行けない物件は統計的にリセールバリューが落ちやすいというデータがあります。

 こういった話をすると「資産性の話ばかりするな!」と思う人もいるかもしれませんが、バス便で注意したいのはこういった資産面もそうですが、むしろ居住面です。バス便は近年の傾向をみてもバス便そのものがなくなったり、減便になってしまうことが少なくありません。

 家を買うときは、既存のバスの本数だけを見て「便利だ」と思うかもしれませんが、将来的にそのバスが減っても大丈夫なのでしょうか。この点は頭に入れておいたほうが、あとで後悔するという事態を防ぐことができます。

 もちろん、バス便を使用する駅遠の物件は駐車場代が比較的安いことが多いため、自家用車での移動が多いという方などはいいかもしれませんが、自分の足としてバスをメインで考えるのならば、慎重に検討を進めたほうがいいでしょう。同時にバス便前提の場所は戸建ても多いので、視野を狭めず検討しましょう。