単純明快
生粋のスクエニファンの反応
スクエニの新中期経営計画は、Aさん(現役スクエニファン)にとっては単純明快である。
彼は、「今でもスクエニ作品は十分面白いが、さらに面白さを追求してくれるというなら全力で応援する。変革によって今のクオリティが損なわれたり、路線が大幅に変わったりしてしまうのが少し怖くは感じられるが、企業とクリエイターの挑戦を応援せずして何がファンか、という気持ち」と話した。
昨年、『ゼルダの伝説』の新作(「ティアキン」)が発売されたとき、有休を取ってみっちりゲームをしようとする人が続出し「ゼルダ休み」「ゲーム休暇」という語がトレンド入りしたが、あれと同種のことを世間に先駆けて昔からずっとやってきた人物である。
話題のゲームは一通りさらっていて、PS5もニンテンドースイッチも両方持っている守備範囲の広さがあり、それだけたくさんゲームをやるにも関わらず、なんとアウトドア派である。そんなバイタリティの塊のような彼にとっても、FF・ドラクエ両シリーズは特別であった。
「FF・ドラクエ新作の発売は、自分にとって数年に一度訪れるビッグイベント。少年時代の自分へと魂を回帰させる崇高な儀式でもある」とAさんは語る。
だいぶスピリチュアルで抽象的だが、それくらいの思いをもって新作に臨んでいるということであろう。あるいはFF・ドラクエユーザーならその思いの一部に共感できるかもしれない。
スクエニからしばらく疎遠だった
ライトユーザーの反応
Bさん(子育てきっかけでスクエニと疎遠)は、ドラクエは『8』(2004年)まで、FFは『12』(2006年)までプレイした。ドラクエとFFは最新作がそれぞれ『11』と『16』までリリースされているから、8/11と12/16ということで、Bさんも結構最近までプレイした方と言えようか。しかし年数で見ると約20年のブランクがあり、また本人の自覚も「早めに脱落した」という実感らしい。