英語を勉強しているが英会話上達を実感できない――そんな人に試してほしい1冊が『中学英語だけで面白いほど話せる!見たまま秒で言う英会話』だ。「イラストを見る→見たままを英語にする」を繰り返すことで、日本語を介さずに瞬時に即答する「英語の反射神経」を鍛えることができる。英語で話す力を養うための最適な英語学習書だ。本稿では著者の森秀夫さん(麗澤大学外国語学部教授)に「知ってるようで実は知らない、中学校で学ぶ英単語」について教えてもらった。

知ってるつもりで実は難しい中学英単語 “We have a sound business plan.”どういう意味?Photo: Adobe Stock

英語力を試すクイズに挑戦!

 日本語の「手」という単語には、身体の一部である「手」以外にも、「方法」「手段」という意味もあります。

 例えば、「問題が発生したので早急に手を打つ必要がある」という場合、「問題を解決するために具体的な対策や措置を取ること」を意味します。

 また「茶」という単語には、飲み物のお茶だけでなく、「いい加減な」「適当な」という意味もあります。

 例えば、「彼の謝罪は茶番だった」という場合、「彼は本当に謝罪しているとは思えなかった」ということを意味します。

 これと同じように、英語にも意外な意味を持つ単語があります。ここでは、中学校で習うような基礎的な英単語の中から、意外な意味を持つ単語を紹介したいと思います。

 まずは、英語力を試すクイズを用意してみましたので、挑戦してみてください。

【問題】
日本語に合うように、(  )内から適語を選びなさい。

 


A: How's the project going?
プロジェクトはどうですか?

B: It's going well. We have a (sound/ hot) business plan.
順調です。しっかりした事業計画があります。

 


A: My smartphone is (a lemon/ an apple).
私のスマホは欠陥品だわ。

B: Oh no! What's wrong with it?
え、どうしたの?

 


A: Don't be (last/ mean) to your little brother.
弟に意地悪しないで。

B: But he took my toy!
でも、彼が僕のおもちゃを取ったんだよ!