「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場! 新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。
隙間時間に取り入れる「プチ筋トレ」で部分痩せ
夏本番が近づいてくるにしたがって、体のあちこちの部位が気になってくる人も多いですよね。特に見た目のおばさんぽさを、加速させるのが背中にむっちりとついたお肉です。
本書では「ながら有酸素運動」と「プチ筋トレ」を紹介していますが、「ながら有酸素運動」が、体全体の脂肪にアプローチするのに対して、「プチ筋トレ」は、特定の部位をキュッと引き締めたい人におすすめです。正確に言うと、特定の部位を痩せさせる「部分痩せ」はできませんが、「部分引き締め」は可能。
ただし、注意点があります。頑張らないでください!
ダイエットに取り組む方は真面目な方が多いので、筋トレをするにしても、いきなり全力で頑張ろうとします。腹筋を50回やろうとしたり、YouTubeで見た謎のストレッチを毎日30分やってみたり。そして、一度できない日があると、それを機に挫折して筋トレゼロ生活に逆戻りしていき、ダイエットそのものを諦めてしまう……。
だから、頑張らなくていいんですよ。本書のメソッドでは、食事が3勤1休であるように、筋トレだって「プチ」で十分。隙間時間に、できることをコツコツと積み重ねていく「チリツモ」が、結局一番効果があるんです。
本書では、手軽に行えるプチ筋トレの中でも、特に隙間時間に取り組みやすい、30秒で完結するプチ筋トレを厳選して紹介しています。全てを完璧にできなくてOK。やらない日があってもOK。できるときにやる。それでOKです!
本連載では、書籍で紹介している「プチ筋トレ」の中から、おばさんぽい「むっちり背中」にさよならできるプチ筋トレを紹介しましょう。
おばさん背中にサヨナラ!
●意識する筋肉 広背筋
●時間 30秒間
●こんな時に 起きた時や寝る前
❶ うつ伏せになり、両腕でひし形を作る。頭を起こしてあごも床から軽く浮かせる。
❷ 胸を開いて肩甲骨を寄せながら、水をかくようなイメージで腕をお尻のほうへ動かし元に戻す。目線は動かしている手の方に向ける。片手1回2秒ほどで、左右交互に繰り返す。呼吸は腕を下げるときに吐き、戻すときに吸う。
*本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。