「与える人」になれたとき、
人生は好転していく

「新約聖書(ルカによる福音書)」には「与えよ、さらば与えられん」という記述があります。

 この言葉には、いろいろな解釈があるようですが、私は、「私利私欲に走らず、他人のために行動できる人は、たくさんの人の協力を得られる」という意味として、とらえています。

「与える」=「人のために行動すること」

 損得を抜きにして、純粋な心で他人の力になる、そうすれば自分の気持ちも満たされ、相手からも感謝される。それが回り回って、自分の幸せとして返ってくる。そんな人間関係を築くことができたら、きっと、自分が困ったときにも、だれかが助けてくれるのでしょうね。

 人間の心理には「返報性の法則」というものがあります。

 この法則は、社会心理学者のロバート・B・チャルディーニが、自著『影響力の武器』(誠信書房)のなかで取り上げたもので、「自分からなにかを与えると、相手もお返しをしたくなる」という心理法則を指しています。

 他人に与えている人は、「返報性の法則」によって、いろいろな協力を得やすい。だから、人生が好転していくのだと思います。 

 大きな行動でなくてもいい。ほんの少しのことでいいのです。

「電車の席を譲る」「自分から挨拶をしてみる」「自分から連絡する」「『ありがとう』を、いつもより1回多く言う」

 見返りを求めずに、「与えよう」の気持ちで行動することを、私は「幸せ預金」と呼んでいます。人に対してプラスの行いをすることで、結果的に、自分もたくさんのものを与えられる。つまり、「人から応援される」ようになるのです。

「与えること(行動すること)」で、きっと、あなたの人生が変わりはじめます!

Just do it!(あとは、行動するだけです!)

(※次回の掲載は4月16日になります)


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