いつも他人と比べてしまう」「ふとしたことで感情的になってしまう」「不安や心配でモヤモヤする…」。仕事や人生に悩んでしまった時、どう考えればいいのでしょうか。『機嫌のデザイン』の著者であり、数々の名言がXで話題となった、秋田道夫氏が教えてくれた「ご機嫌な毎日が続くヒント」を紹介します。(イラスト©冨田マリー)

秋田道夫,冨田マリー,富田マリー,機嫌のデザイン,気を使う人は損をする。気が利く人は得をする。自分を消耗してしまうか、自分をちゃんと保てるかの違いです。
秋田道夫,冨田マリー,富田マリー,機嫌のデザイン,「気を使う」というのは、
人からどう見られているかを気にして
神経をすり減らすイメージがあります。相手の顔色をうかがいながら、
びくびくしてことをなすので、
余計なことまでしてしまうリスクもあるんですね。
自分のためにドアを開けてくれる人は、
もちろん相手からも親切な人に映ります。でも難しいのは、これが何度も続くと
かえって相手に負担感を与えてしまうことです。
「いつも気を使わせて悪いなぁ」と私だったら思います。秋田道夫,冨田マリー,富田マリー,機嫌のデザイン,
秋田道夫,冨田マリー,富田マリー,機嫌のデザイン,「気が利く」というのは
先回りして相手を喜ばせるニュアンスがあります。自分から仕掛けて親切を楽しんでいる雰囲気を感じます。
行為そのものを自然に組み込むことで
相手に負担を感じさせない配慮です。

ご機嫌な毎日が続くヒント

「気を使う」のではなく、「自分から先回りして、自然に気を利かせる」ことで、親切を楽しむ。

いつも「気を使わなきゃ」と思っていると、相手の顔色をうかがってびくびくしながら余計な行動までするリスクがあります。

もちろん、親切はいいことですが、それが何度も続くと、相手にも「いつも気を使わせて悪いなぁ」と負担感を与えてしまうこともあるでしょう。

「自分を消耗しない」ためには、「気を使う人」ではなく、「気が利く人」になることを意識してください。

つまり、自分から進んで親切を楽しみ、親切の行為を自然に組み込むことで、相手に負担を感じさせない配慮が必要なのです。

そうすることで、いつか「得すること」もあるかもしれません。

(本稿は秋田道夫著『機嫌のデザイン まわりに左右されないシンプルな考え方』から一部を抜粋・改変し、マンガ化したものです)