それどころか、受験勉強や仕事でたくさんの情報をインプットしなくてはいけないときには、誰もが陥りがちな、よくあるインプット習慣であるとさえ言えます。
では、よくあるパッシブ・リーディングをアクティブ・リーディングにするためには具体的にどんなことを実践していけばいいのでしょうか。
絶対にやるべきインプット習慣
「何のためにこれを読むのか?」
やはり何事も準備が大切です。特に「読むインプット」では、全体の文章を読む前に勝負が決まってしまうと言っても過言ではありません。
「読むインプット」を始めるにあたって、まずすべきことは、自分が何のためにインプットしようとしているのかを明確に意識すること、つまり、【目的設定】です。
少し意外かもしれませんが、同じ情報をインプットする場合でも、その目的によって、効果的なインプットの方法が変わってきます。
例えば、政府の増税案についてのニュース記事があったとします。その日のメインニュースで、内容盛りだくさんです。
その記事を読むときに、「増税案の大筋をざっくり理解する」のが目的なのか、「増税案を批判するために材料を集めている」のかでは、その記事の読み方が変わってくるでしょう。
「大筋ざっくり」ならば、政府案のまとめを書いてある部分を重点的に読み、後の記事はサッと目を通すだけでいいのに対し、「批判」が目的ならば、政府案の詳細やその背景にある理由などを細かく読み込む必要があります。
インプットの目的によって、重点的に読むべき部分やかけるべき時間が大幅に変わってくるわけです。
そのため、「読むインプット」をする前に、インプットをする目的について改めて意識しましょう。