聞くだけではメモリーがパンク
マルチなインプットで効果が増大
話を聞くだけで理解しようとしても複雑でお手上げだったのに、図解を使ってくれた瞬間、わかりやすくて理解できた。そんな体験は、誰しもがあるはずです。
下のイラストをご覧ください。
拡大画像表示
例えば、チェスのナイトの動きについて、「前か後ろに2マス移動した後、右か左に1マス、または右か左に2マス移動した後、前か後ろに1マス移動できます」と耳で聞くだけではなかなか理解しにくいところ、イラストのようにナイトの動きの例を目で見ながら聞けば簡単に理解できます。
この現象は、「聞く」だけで情報をインプットしようとするとワーキングメモリーがパンクしてしまうものの、「見る」も使ってインプットをすると、情報処理の負荷が「聞く」と「見る」とに分散できて、ワーキングメモリーをより効率的に使うことができるということを示しています。
つまり、「読む」「聞く」「見る」のどれが一番効果的かということよりも、どのようにそれらをミックスした形でインプットできるかが重要なのです。
ワーキングメモリーへの負荷を分散して効果的にインプットするために、スマートフォンやコンピューターなどのマルチメディア環境で、ベストミックスのインプットを実現していきましょう。