写真:日暮里・舎人ライナー日暮里・舎人ライナー Photo:PIXTA

国土交通省が8月2日に公表した最新の「鉄道の混雑率」に関する調査結果を基に、鉄道「混雑率」ランキングを作成した。この記事では【全国版トップ34】を紹介し、車両定員や運転本数の少なさなど、少し変わった事情がある路線について解説する。(乗り物ライター 宮武和多哉)

※8月6日に公開した記事の一部を編集して〈見逃し配信〉記事として紹介します

鉄道「混雑率」最新ランキング
通勤通学ラッシュがひどい路線はどこ?

 8月2日、国土交通省は2023年度の「鉄道の混雑率」に関する調査結果を公表した。通勤通学時間帯における鉄道の混雑状況を把握するため、毎年度実施しているもの。

 混雑率は、「輸送人員(乗客数)÷輸送力(一編成の定員)」で算出される。最も混み合う時間帯のうち、1時間の平均値。そのため、車両がコンパクトだったり、運転本数が少なすぎたりといった要因に左右され、意外な路線がランキング上位に入る。

 この記事では、混雑率ランキング全国版を紹介し、車両定員や運転本数の少なさなど、少し変わった事情がある路線について解説する。