引き出しの中は7~8割程度
上着はフックに直掛けという手も

 さらに、引き出しの中は種類ごとに仕切りましょう。衣類は立てて収納し、一目見て何が入っているか分かりやすくするのはもちろんのこと、入れる量にも注意が必要。ギュウギュウに詰め込んでしまうと子どもが上手に取り出すことは難しく、引き出しの中がぐちゃぐちゃに乱れてしまいがちです。

 収納量は容量の7~8割程度にし、子どもが片手で楽に出せるようにすると乱れにくくなります。

 他にも毎日使う上着などの衣類はハンガーに掛けず、フックに引っ掛けるだけにすると小さい子どもでも管理が簡単です。通っている保育園や幼稚園の収納方法を参考にしてみてもOK。慣れた方法を家庭に持ち込めば、子どもも抵抗感なく受け入れやすくなります。

 洗濯までは出来ても、「畳んで」「しまう」のがハードルになっている場合は、思い切って収納方法を見直すのもあり。洗濯機から取り出したらハンガーに掛けて干し、乾いたらそのままハンガーポールに掛けて収納したり、カゴに種類別に放り込んだりするだけの“時短・効率メイン”の収納方法をとってもいいでしょう。

 ただし、ハンガー収納は引き出し収納よりもスペースが必要になるので、壁面全部を衣類収納にするくらいのつもりで考えて。第2回でお伝えした「ゾーニングピラミッド(R)」も思い出して、どこからゾーニングの見直しが必要なのかも確認してみてください。