「どこで着替える?」「誰が準備をする?」
衣類の収納場所は変わる

衣替えの工夫で「朝の時間」は10分増える!子育て世代が今すぐやるべき衣類収納の仕組み化とは?自身の子育て経験を活かして、片付けの相談に乗る著者の澁川真希氏。仙台在住時の2011年に東日本大震災で被災した経験から、生活者と片づけのプロとしての視点で家庭で取り入れやすい防災・減災の備えも伝える活動をしている。

 子どもが2~3歳になる頃までは着る服を親が準備して、着替えを手伝うことも多いはず。それが、3~4歳ごろになると(個人差はありますが)、一人で衣類の着脱ができるようになってきます。

 今、お子さんはどの状態でしょうか?そして、今の衣類の収納場所はどこでしょうか?

 実は「どこで着替えをするか」、「誰が準備するのか」によって、衣類を置く場所は変わってきます。

 我が家では、子どもたちが小学校低学年まではリビングで着替えていました。そのため、リビングとふすま一枚でつながる和室の押し入れの中に引き出しケースを入れて、中に子どもの衣類を置いていました。

 子どもたちが2歳くらいになるまでは私が主に準備して着替えさせていたので、引き出しケースは押し入れの上段に置き、立ったままで出し入れできるように工夫しました。何せ、乳幼児期は服が汚れやすく、着替えも頻繁です。ぐずる子どもを抱っこしたまま何度も着替えを取り出すことが多かったので、自分の身体に負担を掛けないことを最優先にしていました。

 3歳くらいからは幼稚園の入園に合わせて、子どもが自分で着替えられるように手が届く押し入れの下段に引き出しケースを移動しました。

 その後、小学校低学年の時に引っ越しで住環境が変わると、子ども部屋のクローゼットの中に引き出しケースごと移動。着替えも自室でするようになり、今に至ります。このように状況や子どもの成長に合わせて衣類の収納場所も変わってくるのです。