自分のゆとり時間のために
仕上げの「もうひと工夫」

 衣類の収納の見直しができたら、家族で回していくためにもうひと工夫してみましょう。

 保育園に持っていく衣類などの準備があるなら、持ち物リストを作ってみませんか?月曜日とそれ以外の曜日の持ち物、オムツが何枚、着替えの服が何枚などイラストも使って分かりやすく作って家族で共有すれば、誰でも準備がしやすくなります。

 収納にも工夫を。どこに何が入っているかも分かるように引き出しにラベルを貼るのを忘れずに。まだ文字を読めないお子さんにも分かるように、イラストや写真+文字を使ってラベルを作ります。

 持ち物がわかるリストや、引き出しを開けなくても何が入っているか目で見て確認できるラベルは「仕組み」を維持し、家族みんなが分かるようにするための工夫です。

 仕事に例えて考えると、新しいシステムが導入された時は慣れるまではなかなか大変で、マニュアルを何度も読み直したり、フローを確認したりすると思います。この時に口頭での説明しかなく、目で見て確認できるものや相談できる所がないと、主体的に動きたくなくなると思いませんか?

 仕組み化は「仕組みづくりと関わり方」の両方が揃って完成するので、衣類の収納を今の暮らしに合うように、家族で話し合って取り組んでいきましょう。

 家族の朝の身支度や明日の準備がスムーズになれば、あと10分多く寝られたり、お茶を飲む時間が出来たりと、好きなことに使える時間が増えます。仕組み化で「自分の時間」にゆとりを作っていきましょう!

衣替えの工夫で「朝の時間」は10分増える!子育て世代が今すぐやるべき衣類収納の仕組み化とは?