自分でやってもらうために
仕組みを変えるのが近道
収納を子どもの手が届く場所に移動したからといって、すべて上手くいったわけではありません。お風呂に入る時に着替えの下着を用意し忘れることもしょっちゅうで、よく裸のまま出てきていました。
上手くいかない時は仕組みを変えることが、自分でやってもらうための近道です。それまでは子ども部屋のクローゼットに下着もTシャツやズボンもすべて入れていましたが、パジャマと下着だけは洗面所に収納スペースを作って移動させることに。おかげで準備の手間もなくなり、裸のまま出てくることはなくなりました。
着替える場所、それを使う場所によって収納場所を変えること以外にも、考えておきたいことがあります。
収納用品は子どもが楽に開け閉めできるようになっていますか?
引き出しを開け閉めするには意外と力が要ります。重くて引き出しにくいと、大人でもストレスになります。また、幅の広い引き出しは、子どもからすると自分の身長ほどの幅になってしまい、両手を使ってバランスよく引き出すことが難しい。
子どもの力でも楽に使えるように幅は60㎝程度までのレール付きで、少ない力で引き出せるようなものを選ぶようにしましょう。新しく用意する時には、ぜひお子さんが開け閉めを無理なくできるか確認してみてください。