小学校2・3年生になると、徐々に抽象概念を理解できるようになっていきます。そのため、お子さんに、そうした抽象概念を表す「言葉」を、積極的に会話の中で体験として教えることが有効なのです。
例えば、お子さんが「明日の遠足が楽しみで寝られない」と言ったとします。その時に、「今みたいな状態を、『待ちどおしい』とか『首を長くして待つ』とか『待望の』遠足みたいに言うんだよ」と、類語を挙げながら伝えていく。こうしたイメージです。
状況と言葉とを結びつけることで、ぼんやりとしか認識していなかった身のまわりの状況が鮮明になり、視野も広がっていきます。
語彙力を伸ばす方法(2)
「社会的なテーマを話し合う」
ニュースなどで報じられる戦争や、世界の歴史や未来の課題についてなど、社会的なテーマについてご家庭での会話が増えていくと、それはお子さんの語彙力を伸ばすことにも大いに役立ちます。