仕事が合っていないのは
「相性」の問題なのか?
自分は営業職なのですが、適性の無さを痛感しています。向いていない仕事を続けることに、意味はあるのでしょうか。
どんな仕事もそうですが、上手く行かないときは「自分に合っていないのではないだろうか」と考えがちです。しかし、原因が単純に「相性」の問題なのか、よく考えてみることが大切です。その過程を省いてしまうと、どこにいっても上手く行かなくなり、自分に合った職場が見つからなくなってしまうからです。
つまり、仕事が上手く行かないときに「合っていないからだ」と結論付ければ、自分の問題点に目を向けずに済んでしまいます。もちろん本当にそれが理由かもしれませんが、その結論を出す前に他の可能性について考えても、遅くはないでしょう。
「営業職に向いていないのではないか」というご相談は、実はよくあります。それは営業が社交的で、話し上手な人が向いている印象があるのが原因のようです。しかし、実際にそうでしょうか?
社交的で話が上手い人に
仕事を頼みたいわけではない
たとえばアテクシが顧客だったとして、どんな営業マンだったら仕事をお願いするかを考えると「社交的で話が上手い人」は選ぶ理由にはなりません。もちろん、それはいい性質だとは思いますが、お仕事を頼む上での決定打にはなりません。