筆者が特に雰囲気が好きなのは烏丸御池店で、店内には店員の手書きであろうチョークアートでドリンクのお勧めが描かれていたりする。スターバックスの店頭にあるようなチョークアートである。

 また、店先のテーブルでも飲めるようになっていて、開放感がある。ここは以前、立ち飲みスペースだったようだが、今は椅子が置いてある。

 正確に測ったわけではないが、店内面積が一番広いのも烏丸御池店で、席数も63席と多いし、店内スペースに余裕がある。烏丸御池店は2016年のオープンで、このときは明確にメインターゲットを女性と打ち立てていた。実際、女性客が入りやすい(そして1人でも飲みやすい)雰囲気であることは間違いないのだが、結果的に女性客だけではなく、老若男女隔てなく愛される店舗になったのではないか。

 今後もしもGYOZA OHSHOが店舗数を増やすとするのであれば、有楽町店や烏丸御池店をモデルとして、比較的都市部のオフィス街だと予想する。

スパークリングワインの
グラス提供をもう一度

 さて、個人的に筆者が残念なのが、2〜3カ月ほど前から、スパークリングワインのグラス提供を中止してしまったことである。スパークリングのボトル販売(2750円と3740円の2種類/烏丸御池店)、あるいは赤・白・ロゼのグラス(418円/同)はあるのだが、少し前まであったスパークリングのグラスがない。

 いったん栓を抜いたらガスが抜けてしまうまでに売り切らなければならないグラス販売に、それなりのハードルがあるのは痛いほどわかる。しかしだからこそ、スパークリングのグラス提供がある店は、一人客にとっては推しポイントとなる。王将のようにリーズナブルな店であればなおさらである。

 スパークリングワインのグラス提供中止は、物価高による値上げの影響もあるのだと推測する。なんともせちがらいご時世だが、GYOZA OHSHOファンとしては、いつかグラス販売が復活することを心待ちにしたい。