設備搬入がピーク
12月に100%稼働へ

 8月から稼働したNX-TECT Hokkaidoだが、現在の稼働率は5割未満。IIM-1では来年4月からのパイロット稼働に向けて、半導体製造装置や搬送設備などの設備搬入が始まっており、年末から年明けにかけてピークを迎える。

 札幌支店北海道営業部長の内田哲郎氏は、「12月ごろには稼働率が100%近い水準に近づく」と語る。現在は46人体制で業務を行っているが、今後は新規採用やグループ内から応援人材を要請することで、年末には60~70人体制に増強する計画。近隣の千歳市には日通の北海道重機建設支店があり、半導体製造装置の搬入・据付などについては、重量物の取り扱いに長けた同支店の専門人材が担う。

 工場立ち上げに伴う設備関連の物流需要が一段落した後は、取扱物量が一時的に減るものの、今度は27年に予定される量産化に向けて、サプライヤーからの生産関連部材の取り扱いが徐々に増えていくことになる。