日本初の本格的電子マネーであり、2003年にANAと提携してマイル経済圏に組みこまれたことで大きな注目を集めた。
ただ、Edyは電子マネーである利点や明確な利用スタイルを示すことができず、赤字体質を脱することができないまま、2009年に楽天グループの傘下に入った。
これに対してSuicaは首都圏の鉄道利用者なら誰でも持っているうえ、常に一定額がチャージされている。電車に乗る前のわずかな時間でも小銭を出さずに買い物できるという便利体験は、まさに百聞は一見に如かず、だ。
2005年6月の電子マネー対応店舗は約1000店舗だったが、翌2006年6月には約6700店舗と、急速に加盟店開拓が進んだ。2007年にはタクシー大手の国際自動車、日本交通がSuicaに加盟。
2008年にはJR西日本のICカードICOCAと電子マネー相互利用を開始し、首都圏だけでなく関西圏でも電子マネーが利用できるようになった。