高級食材だけじゃない!
旅行券・宿泊券も有効活用しよう

 ふるさと納税というと、フルーツやブランド牛などの高級食材をもらうイメージが強い。とはいえ、旅行券も実は人気の高いジャンルである。特に、京都や沖縄などの有名観光地に関する返礼品は、かなり注目されやすい。

 ただ、10月以降の規制を受けて少々使いにくくなったこともあり、今後は、「過度にお得感を売りにしない」「運営元が自治体など規制に対応しやすい団体である」ことが重視される。繰り返しになるが、旅行券や宿泊券を選ぶ場合は、必ず新規制に従ったものを選ぶようにしよう。さもないと最悪の場合、寄附分が控除されないという事態にもなりかねなない。

 最後に当たり前の話だが、旅行券は紙のチケットの形で届くことが多いが、転売は禁止されている。ふるさと納税の本来の意味を、各人がきちんと理解して寄付しよう。また、お釣りが出ないことが多いので、届いた分はなるべく使い切ろう。

【参考文献】(2024年11月12日最終閲覧)
◆総務省「ふるさと納税の指定基準の見直し等」
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000126.html 
◆ふるさとチョイス「10月1日以降、宿泊券・旅行クーポンのお礼の品の一部が取り扱い終了となる場合がございます。」
https://www.furusato-tax.jp/feature/a/info_accommodation_products?srsltid=AfmBOorXpdm1gqjzVwbktiWP9HtxCkd9dAtUK9jZQcYvcfnUMa4Ds4wo 
◆総務省「ふるさと納税に係る指定制度の運用についてのQ&Aについて(通知)」https://www.soumu.go.jp/main_content/000959391.pdf