ここでは、「背景」「制限」「指示」の手順を紹介しています。

ポイント3:選択する

 上記のプロセスを踏むと、AIがいろんなヒントやアイデアばかりでなく、作品そのものを提示してくれます。

 ここで重要なことがあります。

 その答えを1つだけに限らせないこと。

 それが唯一の答えであれば、盲信してしまうことがあります。

 ですから、必ず複数の答えをAIに出させます。人間が「選ぶ」余地を残すためです。

 これらの手順を踏むと、AIさん、なかなかやります。

 中級コピーライターくらいの、いい文章を書き上げてくれるんです。

 そうするとですよ、

「人間はもう要らないのか」「我々の仕事は取って代わられるのか」「AIはやっぱり神なのか」

 との声が聞こえてきます。

 そうじゃないんです。そして、そうさせちゃいけないんです。

 そのシンプルな答えが「選択肢」です。

 最後に「選ぶ」のは人間にする。そのように、AIに命令すればいいんです。

 唯一の答えだと、AIが「神」になってしまいます。

 ところが、人間が選ぶ決定権を持ち、AIに考えさせ、答えを持ってこさせるようにすれば、AIは「パシリ」になります。

 あなたは、AIをまだ怖がりますか?それとも、神として崇めますか?それとも、パシリとして使い倒しますか?

 私?私は、大変仲の良いパシリとして、とってもいいお付き合いをしています!