寝ながらできる「2つの準備」

『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』84pより引用『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』84pより引用(イラスト/ヤマサキミノリ)
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寝ながらできる「2つの準備」

準備することは次の2つです。

1.ごみ回収日のチェック
2.やる場所・順番を決める

1つずつ説明します。

1.ごみ回収日のチェック

24時間いつでもごみ集積場所にゴミを捨てられる人は飛ばしてしまっても構いません。
ただ、いつでも捨てられる方でも、年内のごみ回収の最終日と年始のごみ回収スタート日は知っておいて損はありません。

僕がおすすめするのは、紙のカレンダーにごみ回収日を書いて貼っておくことです。

特に資源ごみ(ビンや缶、ダンボールなど)は週に1回の回収のお宅が多いと思いますので、タイミングを逃したくありません。

例えば「月曜日」がダンボールの収集日だとしたら、家のダンボールを集める作業は土日でおこない、月曜の朝にすぐ出せるよう玄関にまとめておきたいところ。

もし今日が「火曜日」であれば、ダンボールの片づけは「今はやらなくていい」と戦略的に先送りすることもできます。片づけは「やらないこと」を決めるのも大事なのです。

勢いに任せてダンボールを集めたものの、次の収集までに5日以上あるからとベランダに一時避難。次の収集日を逃してしまい、そのまま何年も放置してしまったという方もいます。

そうならないためにも、カレンダーに収集日(回収日)を書いておくのがおすすめです。スマホのリマインダー機能や、送信日指定をして自分宛てにメールを送るのもいいでしょう。

2.やる場所・順番を決める

片づけをする場所には順番があります。

NGは目についたところからやるのと、収納から手を付けてしまうこと。考えずに始めてしまうと、より散らかってしまい収拾がつかなくなくなるおそれがあります。

ゴミ出しができるよう、動線を作ることが基本です。

なので、9割以上のお宅は廊下と玄関から始めます。僕たちプロも、依頼者さんのお宅にお邪魔して片づけるときは、まず動線を確認し、運び出しのための「道」を作ることから始めます。

捨てることに慣れていない方には、なるべく「捨てる」がやりやすい場所から取りかかるようお伝えしています。具体的には狭い場所や思い入れの少ない場所です。玄関廊下はこの意味でもやりやすい場所とも言えます。

ほかにも、「食料の保存スペース(賞味期限が切れたモノから捨てていく)」トイレなど、目的がはっきりしている場所のほうが「いらないモノ」の判断がしやすいのでおすすめです。

こんなふうに「いつ・何をやる」を決めておくと、片づけはストレスなく進みます。ぜひやってみてください。