大学生、そして社会人からも圧倒的な支持を受ける就活塾「我究館」をご存じだろうか。
第一志望内定率92.7%と圧倒的な成果を残し、ロングセラー『絶対内定』シリーズの著者としても有名だ。今回は、本シリーズの『絶対内定2026 面接』より現在就職活動中の人に向けて「採用される人が自己PRで話していること」を紹介する。(本記事は、2023年8月27日の記事をアップデートし、2025年度版<2026年卒向け>として掲載しています)
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学業への取り組みに注目する企業が激増
ゼミの研究など勉強のテーマが注目されている。社会が激動する中、どんな思いで研究分野や専攻を選んだのか。そして、どんな取り組みをしてきたのか。企業は非常に気にしている。
学業に関する話を聞くことで、きみの社会に対する関心や、時代の流れを読む力を見ている。
下に示したように、経済の未来予測や、AIやプログラミングをはじめとする先端技術などを勉強してきた人の評価は非常に高い。グローバルな視点を養った人や、ビジネスで活用できる技術を学んできた人に、企業は強い興味を持っている。
面接官は学費を払う親の立場としても、大学生の本分である勉強や研究をしっかりやっていてほしいと思っている(面接が進むほどに、面接官は親の世代の人たちになってくる。きみと同じ年頃の子どもがいるケースも少なくない。勉強をしっかりしていると、気持ち良く感じるものだ)。
世界の動きを踏まえて、目的意識を持って学ぶ姿勢を養おう。
「専攻はマクロ経済です。コロナ禍などで混沌とした世界経済ですが、20年後の世界がどうなっているかと、ゼミでは、人口や成長率などをもとに、2040年のマクロ経済予測をテーマに研究しています」
「情報工学を専攻しています。配属予定の研究室で行う、画像認識AIに関する情報セキュリティ上の問題分析に備え、機械学習の原理を学んだり、Pythonを使用して機械学習モデルの構築を行ったりしています。
きっかけは、AI技術を悪用して作成された、オバマ元大統領の演説の精巧なフェイク動画を見たことです。技術の不正利用や複製がされないように、情報セキュリティについて研究したいと思いました。
また、画像認識AIの一種であるOCR技術にも興味があります。教材で学習するだけでなく、公開されている海外の漫画を自動翻訳するプログラムを作成するなどして、理解を深めています」
(本稿は、『絶対内定2026 面接』を抜粋、再構成したものです)
(株)ジャパンビジネスラボ創業者、我究館、プレゼンス創業者・元会長
1963年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。米国ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)。87年、住友商事入社。損害保険会社に転職し、経営戦略と人材育成・採用を担当。90年、シャインズを結成し、『私の彼はサラリーマン』でCDデビュー。92年、(株)ジャパンビジネスラボ及び「我究館」を設立。就職活動に初めて“キャリアデザイン”の概念を導入し、独自の人材育成「我究(がきゅう)」を展開。94年『絶対内定95』を上梓。97年、我究館社会人校を開校。2001年、TOEIC(R)/TOEFL(R)/英会話/中国語コーチングスクール「プレゼンス」を設立。08年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員に就任、日米の雇用・教育問題と政策について研究。11年8月急逝。著書は「絶対内定」シリーズ、『新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道』(共にダイヤモンド社)、『ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか』(共著、英治出版)、『アツイコトバ』(一部電子書籍はダイヤモンド社より発行)等。
心から納得のいくキャリアの描き方と実現をサポートする就職・転職コーチングスクール。1992年の創立以来、30年以上にわたり全業界に1万人以上の人材を輩出。日本を代表するコーチ陣が、就職、転職、ロースクールや医学部進学、MBA留学、資格取得等、次の成長の機会を模索し、その実現に悩む人々をバックアップしている。