大学生、そして社会人からも圧倒的な支持を受ける就活塾「我究館」をご存じだろうか。
第一志望内定率92.7%と圧倒的な成果を残し、ロングセラー『絶対内定』シリーズの著者としても有名だ。今回は、本シリーズの『絶対内定2026 エントリーシート・履歴書』より現在就職活動中の人に向けて「採用される人が自己PRで話していること」を紹介する。(本記事は、2023年9月2日の記事をアップデートし、2025年度版<2026年卒向け>として掲載しています)

絶対内定Photo: Adobe Stock

納得のいく志望動機が書けないワケ

 きみは今の自分に自信があるだろうか。

「ない」と答えた人は要注意だ。

 志望動機を完成することができない可能性が高い。そういう人は、「やりたいことが分からなくなってきた」と言って、コロコロ志望業界や志望動機を変えてしまうのだ。

 原因は、本人の中にある。

「その夢を描いている自分のことを、心のどこかで信じられないでいる」というのが本音だ。

「グローバルに活躍したい」と言いながら、自分にそんなことができると思っていない。

「人の心を動かしたい」と言いながら、本心では人を元気にできるほど、自分自身に元気がなかったりする。

 自分の語る夢(志望動機)に自信を持つためには、自分を信じる力が必要不可欠だ。

 では、どうすればいいか。毎日、挑戦をすることだ。

 小さなことからはじめよう。小さい勝利を自分に贈るのだ。散らかった部屋を片づけることからでもいい、今日から毎日1km走り続けることでもいい。ダイエットをはじめて、ボッテリついた贅肉を落とすことでもいい。

 自分を信じられる状態、自分に対する信用を強くすることだ。次第に、力強く、志望動機を語れる自分になっているはずだ。

(本稿は、『絶対内定2026 エントリーシート・履歴書』を抜粋、再構成したものです)

杉村太郎(すぎむら・たろう)
(株)ジャパンビジネスラボ創業者、我究館、プレゼンス創業者・元会長
1963年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。米国ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)。87年、住友商事入社。損害保険会社に転職し、経営戦略と人材育成・採用を担当。90年、シャインズを結成し、『私の彼はサラリーマン』でCDデビュー。92年、(株)ジャパンビジネスラボ及び「我究館」を設立。就職活動に初めて“キャリアデザイン”の概念を導入し、独自の人材育成「我究(がきゅう)」を展開。94年『絶対内定95』を上梓。97年、我究館社会人校を開校。2001年、TOEIC(R)/TOEFL(R)/英会話/中国語コーチングスクール「プレゼンス」を設立。08年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員に就任、日米の雇用・教育問題と政策について研究。11年8月急逝。著書は「絶対内定」シリーズ、『新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道』(共にダイヤモンド社)、『ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか』(共著、英治出版)、『アツイコトバ』(一部電子書籍はダイヤモンド社より発行)等。
キャリアデザインスクール・我究館
心から納得のいくキャリアの描き方と実現をサポートする就職・転職コーチングスクール。1992年の創立以来、30年以上にわたり全業界に1万人以上の人材を輩出。日本を代表するコーチ陣が、就職、転職、ロースクールや医学部進学、MBA留学、資格取得等、次の成長の機会を模索し、その実現に悩む人々をバックアップしている。