「焼肉サンドイッチ」はあり得る?

「僕は日本においてはかなり(サブウェイ以外は)ブレーキを踏んでるんですよ。でも、海外はドンドンいこうと。実はフィリピンで成功してましてね。和民をフィリピンの人が好きなお店に変えたんですね。フィリピンの方が好きな日本食を、フィリピンにいる日本人の職人の方と連携しながら、つくっていった」
「韓国でも同じことをやってるんです。このビジネスモデルが広がっていくと……各地域にマスターフランチャイズ権を渡して、一緒に商品を開発しながら、店舗展開していくということができると思います」
サブウェイも、すでに各国の嗜好に合わせた展開をしている。中国では「四川風チリチキンサンドイッチ」を、イスラム圏ではハラル対応メニューを提供している。日本でも、ワタミのもとで「サブウェイの日本化」が積極的に進んでいくだろう。
「焼肉の和民」の展開から見て、焼肉サンドイッチの導入もあるのではないか。主力メニューとして押し出される可能性もあり得る。
さらに、ワタミ資本のもと、進んでいなかった電子セルフレジの普及が加速する可能性が高い。そうなれば、客との煩わしいやり取りが減り、サブウェイのサンドイッチアーティストたちは本来の職務であるサンドイッチづくりに専念できる。
これから進むであろうメニューや店舗改革に、まずは期待したいと思う。