無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう!

不労所得と勤労所得、儲かるのはどっち?Photo: Adobe Stock

儲けに差が出る意外な理由とは?

 不労所得と勤労所得のどっちが儲かるのか? すでに結論が出ています。結論とは「r>g(資本収益率は経済成長率よりも大きい)」。経済学者トマ・ピケティが18世紀まで遡ってデータを詳細に分析した結果、「腹立たしい事実」が証明されました。株や不動産を取得して配当金や賃料収入を受け取る不労所得のほうが、汗水垂らして働く勤労所得よりも遥かに儲かる、というものです。

「資本家や不動産投資家になれ」という意味ではなく、課税を強化して富の再分配をすべきと、トマ・ピケティは「新たな社会主義」を提唱しました。正論かもしれませんが、課税の強化も社会主義体制も、想像しただけでゾッとします。そこで本稿では、確実に儲かる現実的な選択肢を紹介します。

 そもそも、なぜ不労所得のほうが儲かるのか。税金が圧倒的に低いからです。

 日本の給与所得者は、「税金+社会保険料」で6割近く奪われますが、資本家の税率は2割ほどしかありません。不動産にかかる「固定資産税+都市計画税」も、都心部などを除けば家賃収入の1割以下に収まることが多い。これだけ税金に格差があるのですから、「r>g」になって当然です。

資本家の節税法を真似しよう

 では、資本家や不動産投資家にならない限り、お金が増えないのかというと、そんなこともありません。「r>g」となる根本原因が税金にあるのですから、上手に節税すればいいだけの話です。

 都内在住のJさんも、そこに気づいた一人でした。Jさんは順調に昇給し、社会人15年目で年収1500万円を超えました。ところが「税金+社会保険料」が昇給分を帳消しにしてしまい、意外なほどにお金が貯まらなかったのです。

 そこで給料以外に副収入を作って節税したところ、5年後には副収入だけで1800万円/年になりました。雪だるま式に収入が増えた最大の要因は、税金を最低限に抑えたこと。どうやったかというと、資本家の節税法を真似したのです。

 資本家の節税法とは、節税を三重に組み合わせる節税法です。Jさんの勤め先では副業が禁止されていたので、妻名義の合同会社をつくって、そのビジネスを手伝いました。中小法人の実効税率は2割ほどですので、個人名義よりも大幅に節税できます。しかも法人では、個人と違って経費の範囲が広い。住宅費・車両費・通信費・交通費・交際費・ランチミーティング代だけでなく、社長の給料や出張手当までも法人の財布から支払えるので、二重に節税できます。加えて会社から受け取る配当金への課税は2割ですし、配当金を受け取らずに合同会社からの給料も最低限に抑えれば、三重に節税できるのです。

一番安全で長続きする方法はこれ

 副業ビジネスは大別して6種類あるのですが、やってもいいのは「物販ビジネス」「賃貸ビジネス」「情報ビジネス」の3種類のみです。お金や時間を無駄にしたくはないので、お金や時間を失わない入門編から試しましょう。その後、初級編・中級編・上級編へとステップアップするのが王道です。ただし、儲かるか否かで選ぶとリスクが高くなるし、長続きしないので気をつけましょう。

 一番安全で長続きするコツは、心の底から「やりたいこと」を見つけて、それを収益化する方法です。手順がわからなければ、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』のやり方を真似して、「やりたいこと」を収益化してください。

 その際に、誰もが直面する関門があります。それは、「忙しいからあとでやろう」「失敗が怖いのでやめておこう」「やりたいことが何かわからない」と、言い訳を作って行動しないこと。あきらめたらそこで試合終了です。でも、最初の一歩さえ踏み出せれば、必ず糸口をつかめます。

 とはいえ、一生続けられる「やりたいこと」が何なのかイメージできない人も多いと思います。そんな人は、自分自身の潜在意識を活用すれば、確実に見つけられます。潜在意識の活用法がわからなければ、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』を真似して「ふせん」に書けば、すぐに見つかります。富裕層への道のりは、やりたいこと探しから始まるのです。

参考資料:こんな簡単に儲かっていいの? 富裕層は皆知っている「史上最強の不労所得」

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。