トムさんは「私、日本語あんまりうまくない。わかりづらいですよね?」と言いつつも、的確に教えてくださいました。頭がいい方なんでしょう。時々、日本語の表現で詰まることはありますが、ちゃんと伝わります。日本人でもポイントを押さえて物事を伝えられない人多いですから、全く問題なし。
「とてもわかりやすいですよ。ありがとうございます!」と言うと、ちょっとうれしそうにはにかんでいて素敵でした。それにしても、外国の方でも問題なく業務説明できるよう設計しているマクドナルドのシステム、すごいですね。外国の方がたくさんマックで活躍している理由がよくわかりました。
一通りの流れを教わったので、僕1人での仕事がスタート。客席の清掃とお客様の席への商品提供を担当していきます。
食事が終わったお客様がお持ちのトレーを「お預かりします」と受け取り、ゴミ箱へ。ある程度トレーが溜まったら、所定の場所に片付け。使用済みの客席はアルコールスプレーをしてダスター(ふきん)で拭き上げます。テーブルなど食品に触れる部分はピンク、椅子や座席などはグリーンのダスターで拭き上げるなど研修で学んだ通りに作業を進めていきます。あのマクドナルドのゴミ袋交換も1人でできるようになりました。これはうれしい!
勤務後は社割でビッグマック
次はポテトを揚げたい
土曜日のお昼すぎだったので店内は常に満席状態。モバイルオーダーや店頭のセルフレジで注文をしたお客様に対しては、席まで商品をお届けする必要があります。2階の客席へ商品を持って階段を何度も往復。地味にしんどい作業ですが時々、お子様のお客様が「ありがとう!」とうれしそうに言ってくれて疲れが吹っ飛びました。
商品提供カウンター担当の中国人女性アルバイトの方ともだんだんと息が合ってきて、「次、◯番テーブルです」「はい!」といい感じの連携ができるようになってきました。
そんなこんなで研修も含めて3時間の勤務はあっという間に終了。事務所で着替えを終えてQRコードを読み込み、退勤完了。そして、仕事の後はお楽しみのまかないタイムです!
実は、マクドナルドでは30%オフの社員割引価格で商品を購入できるシステムがあり、これがスキマバイトで働いた人にも提供されるのです。
少しドキドキしながら「社割で食べたいんですけど」とマネージャーに伝えると、「もちろん! 何になさいますか?」と言っていただき、ビッグマックセットをオーダー。「エンプロイミール 30%OFF」と書かれたレシートを眺めながら食べたビッグマックセットは、格別なおいしさでした。
実際に体験してみたマクドナルドの仕事はとてもうまくデザイン、設計されていたのが印象的でした。またいつか、マックバイトにチャレンジしたいと思います。次はポテトとか揚げてみたい!