職場や家庭での衝突のほとんどは、そのもとをたどるとコンディション不良が元凶にあることがほとんどです。
上機嫌でいることは
プロとしての基本姿勢
仕事で疲れがたまっているなら早めに切り上げてしまいましょう。いまは仕事から手を離せない?本当に離せないのですか。その数時間のロスが致命的な問題を引き起こすのでしょうか。
僕の知るかぎり、一刻を争うような仕事は医療現場のほかには思いつきません。あなたはいまメスを握っているのでしょうか。そうでないのなら、途中で切り上げましょう。そしてしっかり休んでください。
それが翌日の「上機嫌な自分」をつくってくれるのです。上機嫌であれば、仕事の効率も上がります。
不機嫌は罪です。不機嫌で得られるものはなにもありません。周囲との軋轢、そして孤立と後悔だけが残ります。
自分の機嫌は自分で取る。それは自分を大切にするということにほかなりません。自分を大切にすれば、周りの人の幸福度も高まるのです。
ご機嫌でいることが、プロとして生きる基本姿勢と言っても過言ではありません。不機嫌はアマチュアのすること。自分で自分の機嫌を取れてはじめて他者と関わる人間としてのスタート地点です。そのぐらいに考えています。

川原卓巳 著
自分が選ぶ態度ひとつで人間関係は劇的に変わります。上機嫌でいて損をすることはありません。
不機嫌をあらわにしないように我慢していきましょう、ということを言いたいのではありません。上機嫌は自分のためにとる姿勢です。他人のためにではない。自分で自分を良い状態にしておけることが、実は自分の命をもっとも活かすあり方なのです。
だから、ほかの誰でもない自分のために上機嫌で生きましょう。その結果、副次的に関わる人も幸せにしていて、あなたの周りに人が集まるようになり、自分のやりたいことや夢も叶っていく。ほら、いいことしかありません。
自分で選べるのです。どんな状況であっても。自分の機嫌の選択権を他人にゆだねてはいけません。