つまり、数字によって目標が具体化されるとその目標に必要な情報がどんどん入ってくるようになる、ということなんです。

 さらに「数字で目標を決めること」には、ほかにも5つのメリットがあるのです。

(1)具体的なので行動につなげやすい
(2)イメージが湧きやすく、リアル感が増す
(3)実施後の評価をする際に客観的、具体的な評価がしやすい
(4)数字で評価できると次の目標も立てやすい
(5)自己肯定感アップやモチベーションの維持につながる

数字に感情を加えれば無敵です

 また、「数字目標」に「感情目標」を付け加えると、夢がより叶いやすくなります。

「感情目標」というのはポジティブで気持ちが上がるイメージのこと。目標や目標をかなえるための原動力となります。

 数字だけの目標だと、たしかに厳しく感じることもありますよね。

 たとえばダイエットの場合、「1カ月で2kg減量する」「毎日5km走る」「摂取カロリーを1日1200kcalに抑える」などの数字だけの目標では、状況によっては行動するのが苦しくなるときもあるでしょう。

 そのため〈数字目標+感情目標〉というコンビで目標設定をするのです。

 ダイエットであれば上の数字目標に加えて、自分が素敵な洋服を着ているイメージや、かっこいい体になっているイメージを持つのです。

 参考にディズニーランド旅行(家族4人で行く)の計画を立てる事例をご紹介します。

[数字目標]
日程 :いつ行くか?
旅程 :何泊にするか? ディズニーランドだけでなくほかにも立ち寄るか?
金額 :予算を決める(交通費、チケット代、宿泊費、お土産代、食事代など)。
行動 :必要な予算を貯めるため「なんとなくしていたコンビニでの買い物」をやめる。貯金額や期間を決めて、積立て貯金をする。

[感情目標]
・写真や動画などでディズニーランドの情報に触れ、ワクワクする感情を引き出す。ディズニーランドで遊んでいるイメージを連想する。