あるいは現在起こったけれど自分には解決できない問題を過去として捉えて、前向きに次の一手を考える方法とも表現できるでしょう。
まず、4分割された四角形を描いてみます。そして、左上の「1」と書いているスペースに、自分ではどうすることもできない出来事を書いてみます。問題解決の三角形で解決できる出来事は書いてはいけません。問題解決の三角形でもどうしようもない問題だけを書いてみるわけです。

絶望から希望に変わる瞬間は
「四角を1周したとき」
次に、その下の「2」と書いてあるスペースに移って、その出来事のプラスの側面を書き出していきます。その出来事が起こって良かった部分を列挙するわけです。どうしても良いことを思いつかなければ「その出来事から学んだこと」を書いてみます。
その後、その右の「3」と書いてあるスペースに移って、その出来事のマイナスの側面を箇条書きにしていきます。これは難なく終わる作業です。ここまで書いていったら、「1」「2」を紙や手などで隠してしまいます。
そして「3」に書いていることだけに集中して、「ここに書いているマイナスを打ち消すにはどんな次の一手を打てばいいか」考えてみてください。もしかしたらすでに打っていた一手だったかもしれません。それでも過去を前向きに整理できればよいので、その一手を書けば十分です。
最後に、「3」の上にある「4」と書いてあるスペースに移って、先ほど考えた次の一手を書き込んでみてください。その後は、隠していた「1」「2」をもう一度眺めてみて、「1」から「4」まで順に反時計回りに1個ずつ確認してみてください。このことを表現しているのが回転矢印です。なんとなく、笑顔に見えるような矢印でしょう。