もちろん、プロジェクトなどのリーダーを称えるときにも使えますし、決して華やかではなくても、大事な役割を果たした人などを褒めてあげるときにも使えます。
ビジネスシーンではこのように、目立ちやすい派手な役割の人もいれば、地味ながら大事な役割を果たしている人たちもいます。特に、後者の人たちへ以下のように言うと、さりげなく労うことができます。
Your efforts do not go unnoticed――thank you for your dedica-tion!
(あなたの努力は見過ごされていません。献身的な働きに感謝します!)
「do not go unnoticed」は、直訳すると「見過ごされない」という意味です。誰かの努力や貢献がしっかりと認識され、評価されていることを伝える際に使われます。「あなたの努力をちゃんと見ていますよ」といったニュアンスが含まれています。この表現は、すごく努力したけれどもあまりうまくいかなかった場合にも使えるので、覚えておくといいでしょう。
助け船を出したいときの
優しいサポート定番表現
周りの人たちを褒めたり、成果を称える表現の次は、その人たちをサポートする際の“鉄板”表現を見ていきましょう。
Is there anything I can do to help?
(何か手助けできることはありますか?)
何に困っているのか、あるいはそもそも困っているのかもわからないけれども、「何か手助けしたい」というときの第一声にぴったりの表現です。仮に、具体的な手助けや相手のリクエストにつなげられなくても、こちらが相手の悩みを聞いてあげるきっかけにもなるので、優しいコミュニケーションの定番表現です。
また、目の前で特定のタスクに取り組んでいる人をサポートしたいときには、以下のように言うこともできます。
How can I support you with this?
(これ、どうやってサポートできます?)
さらに、あれもこれもしていてとにかく忙しい人には、次のような表現もあります。
Can I take anything off your plate?
意訳すれば「何か手助けできますか?」となりますが、意味合いとしては、「plate」、つまり、食べ物が載るプレートに、仕事や責任が盛られている状態を想像させ、その中から何かを取り除いてあげる(助ける)というのが本来のイメージです。非常によく使われる表現なので、ぜひ押さえておきましょう。