「もう無理」「しんどすぎる…」――そんな考えが頭の中でリフレインして、気持ちが沈んでいく…。誰にでもそんな瞬間がある。とくにゴールデンウィーク明けとなれば気分が上がらないのもしかたない。そんな嫌な気分を今すぐにでも吹き飛ばしたい人におすすめなのが『瞬間ストレスリセット――科学的に「脳がラクになる」75の方法』(ジェニファー・L・タイツ著、久山葉子訳)だ。本書はストレスを抱えやすい人のために、科学的に実証された不安・不満を解消する方法、自分をリセットして気持ちよく過ごせる方法を多数紹介している。「シンプルなのに効果抜群」「ストレスが尋常じゃなかったので助かった」「すぐに使える方法がたくさん載っている」など絶賛レビューが多数寄せられる本書。今回は発売を記念して、特別に本書の内容を一部抜粋、再編集してお届けする。

「もう無理」「しんどすぎる…」。ネガティブ思考に陥ったときに一瞬で元気が出る「意外な方法」とは?Photo: Adobe Stock

ネガティブ思考が止まらないときは…その考え、歌にしよう!

自分を疲弊させるような考えばかり頭に浮かび、やる気をなくすような考えから抜け出せないときはないだろうか。

そんなときは、自分のネガティブな考えを「楽しい歌」にしてしまおう。

「思考との関係性」が変化し、真剣に捉えすぎなくなる。

アップビートの曲をチョイスして試してみよう

さっそく次の方法を試してみてほしい。

▼アップビートの曲を選び、頭の中で繰り返されるネガティブな考えをメロディーにのせてみる。

▼好きな曲に合わせて「この考えはもう私を傷つけない」などと歌ってみる。

ネガティブな考えを「ジョーク」に変える

およそ80~99%の人が、頭の中で自分の容姿や仕事、対処する能力に対して役に立たないネガティブな考えを繰り返しているという。

「認知的脱フュージョン」、つまり考えを文字どおり深刻に受け止めないようにすると、そうした考えの信憑性や頻度が下がり、自分なりのジョークにできるようになるのだ。

『瞬間ストレスリセット』では、科学的に短時間でストレスを解消できる方法を多数紹介。その場しのぎではなく、ストレスに強くなるための習慣や対策(ストレス耐性を高める方法)も幅広く取り上げています。