「いいものが安く」出品されるのを
見逃さないためには…

 最後に、ジモティーでうまくいくコツをいくつか。

 いい物をゲットするならアプリに張り付いているほどいい。すべての出品物が早い者勝ちなわけではないが、出品者に早くメッセージを送る方がアドバンテージは取れる。

 引越しが差し迫った人や、処分したい気持ちが強い人はジモティーの中でも「いい物を安く」出してくれることがあるので、そこから買えたらウハウハである。

 出品者から引き取り相手に選んでもらうには、体感だとメッセージはテンプレより自前のものが好ましい。あとは相手との相性だが、多数が手を挙げている激戦案件だと、引き取り日時の折り合いに加えて出品者に好印象を与えた人が優勝するので、極力丁寧で相手に寄り添った姿勢の方がウケがよろしい。

 出品時は、0~低価格だとおそろしく反応がいい。0円の出品物がはけたあと「500円でも値段設定しておけばよかった」と思うものだが、まずは不用品がはけたことを喜びたい。また、こちらが安く出すほど相手の喜びは大きくなり、それをダイレクトに感じることができるのも対面方式のフリマだからこそである。

 出品物がなかなかはけないこともあるが、こればかりは仕方ない。商売っ気を出すなら、在庫を抱えるのも商売のうちである。価格設定をしている場合は値を下げるといい反応が返ってくることもある。

 たいした金額でなくても、不用品処分が達せられればうれしいのがジモティーである。使う相手の顔が見えるというのは、出品者にとっても達成感のあることなのであった。

 ジモティーはほかにペットの里親募集や助け合い(「家具を動かしてほしい」など)、メンバー募集(フットサルなど)などのコミュニティ機能も備えている。筆者は利用したことはないが、地元をもっと楽しみたい人は活用するのがよろしかろう。

 ちなみにこの記事はPR記事っぽいが、筆者はジモティー運営とやり取りをしたことは1文字もなく、純然たる己の衝動に従って書き綴った結果が上記である。デメリットについても触れてあるので、ジモティー初心者は良いところ悪いところを均等に加味しながら利用に当たられたい。